映画製作の背景

現在、何らかの事情があり家庭で暮らせない子どもは、全国で約45000人います。

 

その約8割は施設で暮らしていますが、今、親子の愛着関係が築ける里親への委託が求められています。

 

今後、里親は、社会的養護を受ける子どもたちにとって、益々重要な役割を担うようになります。

映画を観て、里親について多くの人に知ってもらいたいと思っています。

 

 

作品紹介

児童虐待や子どもの貧困などで、社会的養護を受ける子どもたちと、

その親、彼らを支えようとする大人たちをテーマにした映画製作を行う監督・佐野翔音の

わたし、生きてていいのかな(2016)、

こども食堂にて(2018) に続く、

3作品なる映画 育ててくれて、ありがとう。

今回里親家庭に焦点を当て、ある一組の親子の姿を通して、里親、里子、実親、

それぞれの心情を丁寧に描いていきます。

 

⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

ストーリー

長年の不妊治療の末、子供を授かることができず、里親制度を利用して弥生という女の子を里子に迎え入れた小川家

里親である美奈子と雄介は、弥生に自身が里子であることを伝えることを決心する。

弥生はその事実をどのように受け止めるのか・・・

生みの親・洋子の存在を知った弥生は・・・

弥生、美奈子、洋子、それぞれが抱える想いとは・・・。